私という人
「がんと暮らしの相談室」をご覧いただき、ありがとうございます。
私は看護師として28年間、病院、訪問看護、訪問診療と、さまざまな場所で患者さんやご家族と歩んできました。
特に在宅医療では、がんとともに生きる方、そして、そのご家族と多くの時間を一緒に過ごしてきました。
そのなかで私が大切にしてきたことは、とてもシンプルで、
「話を聴くこと」
「否定せず、その方の思いを受け止めること」
「どうしたいのか、答えを急がないこと」
そして、訪問時にふっと笑顔になっていただける瞬間を持っていただくこと
人は、安心して話せる時間の中で、自分の心の声に気づいていくことがあります。私は、その時間を何より大切にしてきました。
人として自然にその方の隣にいられる看護師でありたい。そう思いながら、今日まで歩んできました。
この相談室は、がんという病気だけではなく、暮らしを大切にしたいという願いから生まれました。
たとえ、がんの診断を受けたとしても、自分らしく暮らす、自分らしく生きていく、そんな日常を大切にしていただきたいからです。
がんとともに生きていくということ、不安や悩みは尽きないかもしれません。でも、患者さんも、ご家族も、一人で抱え込まなくていい。
「がんと暮らしの相談室」は、安心して迷い、自分の心の声を聴き直し、一呼吸おいて、ほっと安心できる場所でありたい。
同じ高さで、同じ人間として、一緒に歩んでいけたらと思っています。
そんな思いで、「がんと暮らしの相談室」を始めました。